『狼青年』歌詞考察してみた___
2020年10月12日に公開された謎のボーイズグループ、Honey Beeの『狼青年』MV(Short Ver.)。自分なりの解釈で考察して物語を作ってみました!
(※あくまで自分の解釈なので正しいかどうかは別です)
主な登場人物
①僕≒俺(男性?狼人間?)
②きみ(女性)
③狩人
④狼少年≒狼青年
『狼青年』の大前提として「赤ずきん」「オオカミ少年」「三匹の子ぶた」のおとぎ話が元になっていて、狼は悪いやつというレッテルが貼られている。(日本語あってる?)しかし、この曲は悪者扱いされる狼目線で書かれている新感覚!(新食感!新発売!)
私の解釈では登場人物①の僕と俺、登場人物④の狼青年・狼青年は全員同じ人と捉えています。日本語が下手すぎるので、多分(80%くらい)理解できないと思います。一番下にある【物語】を最初に読んだ方がわかりやすいかも知れません!
「僕と俺」を使い分けて 心ゆくまで嘘を吐く
怖いものを知らない真実が冷たく光る
この曲の主人公で登場人物①
僕と俺、つまり裏と表の二面性を持っている。
実はきみに嘘をついている。その理由とは……?
彼女はその真実をまだ知らない。
臆病なフリしてないで
さぁ 面影重ねて迷い込んで
きみを護る狩人はとっくに美味しく、ね
臆病なフリをしているきみ。「そんなことないこと本当は知ってるよ」と言っている僕。この2人は昔知り合っていた…?きみを護っていた狩人は美味しく頂いた→狼青年が殺した?
名前なんていいから好きに呼んで忘れて
理由ばかり欲しがるアリバイを壊して
「名前は?」「どうして私のこと知ってるの?」「なんで付き合ってくれないの?」と理由を聞いてくるきみ。でも真実はまだ言わない。
真面目なキス まるで手品のよう
暴くブラウス 床に落ちるベルト
まぁ……あのことよね?
狼少年、もう一度駆け出したらもう帰れない
たとえ誰の涙が胸に光っても
遮るものなどなにもない 不実な心が眠るまで
このまま彷徨い続けてゆく僕は、狼青年
狼少年だった過去の僕。何が正解なのか彷徨い続けている今の僕は狼青年。
嘘つき呼ばわりする側で指から煙を奪い取って
本音を吐くきみに、僕も種明かしを
僕のことを嘘つきと言うきみからショックな事実を聞いてしまいの指から煙草を奪い、種明かしをしようと決心する。
「あいつのキスそっくりでしょう?きみがいつか泣かせた」
さよならは今夜 僕らは街を出るから
怒鳴り声 ドアを背に響く
許さなくていい 窓辺に映る嘘、月
前述の"真面目なキス"、「誰かのキスにそっくりじゃない?きみが泣かせたあいつ…」と言う僕。狩人を殺した真実もきみへ話したのかな。怒鳴るきみの声を背にドアを出ていく。そんな僕のことなんて許さなくていいなんて思いながら……
おとぎ話ならいつか落ちる雷
でも思い上がりかな罪も罰も白々しい
牙を出して戯れたい俺首輪なんかじゃ飼えない
煉瓦の家さえ吹き飛ばして何処へだってふらり
おとぎ話の結末は狼が悪者になるオチ。悪者を排除して思い上がってる〔自惚れている〕けど、罰は正義なの?普通に生きていきたい、レッテルなんか捨てたい、煉瓦(れんが)の家だって吹き飛ばしてやる。という強い意思が感じられる。
※三匹の子ぶたでは煉瓦の家は吹き飛ばせず、大火傷を負う。これは罰の中に入ると思います。
狼少年、もう一度駆け出したらもう帰れない
帰らない!
きみへの未練はないとは言えないけど、もう帰れない!いや、帰らない。復讐の気持ちときみを裏切ってしまった申し訳ない気持ちが見え隠れしている感じ、、切ない…
狼少年、もう二度と駆け出したからもう帰れない
たとえ誰の涙が胸に光っても
遮るものなどなにもない 不実な心で眠るまで
このまま彷徨い続けてゆく
出来の悪い夢より嘘で手繰り寄せてゆく安らぎへ
ふたり番う僕ら、狼青年
1番の歌詞は「駆け出したらもう」だったのに対し、2番の歌詞は「駆け出したからもう」になっているので、新しくスタートしたということがわかる。番うは2つのものがひとつになるという意味。過去の僕と今の僕は狼青年となり駆け出していく。
とりあえず歌詞考察は終わりましたが!これだと全くわからないと思うので、物語を時系列でまとめます!
【物語】
数年前、ある女性と狼少年がお付き合いをしていた。狼少年といっても悪いことをする訳でもなくただ普通の人間として生きていた。しかし、その女性に好意を抱く狩人が「あいつは狼少年だから危険だ、別れた方がいい。」と彼女を護るフリをして別れさせる。
それを知った狼少年は狩人を殺し、正体を隠して別人として彼女に近づく。今好きな人が元彼であることに気づいていない彼女は名前も教えてくれない彼にいろいろ聞くが、何も教えてはくれない。キスから身体の関係をもった2人。復讐を目的に彼女に近づいた狼青年だが彼女への未練もあり彷徨っていた。真実を話してくれない狼青年に「嘘つき。」と言う彼女の側で、狩人と恋愛関係にあったことを知ってしまった狼青年は真実を話し復讐することを決心する。
「さっきのキス、あいつのキスにそっくりでしょう?きみが前に泣かせた…それに、狩人を殺したのは俺だよ」と種明かしをすると怒鳴り声をあげる彼女。「こんな俺のことなんて許さなくていい、さようなら」とドアを出ていく狼青年。
正体を隠して彼女とやり直した方が良かったかなと後悔をする狼青年だがもう真実を話してしまったんだ、もう戻れない!と自分を鼓舞し狼少年は狼青年として生きていくことを心に決めた。
ー復讐説ー
ここからは他の方がおっしゃっている世間への復讐説として考えてみた____
世間には「ジャニーズはスキルはなく顔と事務所権力で出ている」(=狼は悪者だ)というレッテルが貼られている。音楽番組にHey!Say!JUMP(狼少年)が出ていて、この曲いいかも…と思っても「所詮ジャニーズ」という壁(狩人)に邪魔をされ離れていってしまう。そんな彼ら(狼少年)は、正体を隠しHoney Bee(狼青年)と名乗ってきみの前に再び現れる。正体を知らないきみは「この人たち誰?」と問いかける。しかし、まだ正体は明かされない(公開からまだ何もHoney Beeについて明かされていない)。ジャニーズというレッテルを無くしきみ「あの人たち誰かわかんないけど、歌もダンスもいい!」と本音を吐くきみに種明かしをしよう。「前にテレビで見たあの人たちの声にそっくりじゃない?『ジャニーズだから』と言ってきみが離れた」そんなはずない!と怒鳴るきみに残念だったねと笑う彼ら。Honey Beeとして世間に受け入れられた彼らは、Hey!Say!JUMPと同一人物として共に進んでいく。